適格マルチの見分け方 その2 プラン編

適格マルチ

プランの種類と特徴

ネットワークビジネスの報酬プランは会社によって様々です。

日本だけでも数千社のMLM企業がありますので、その仕組みも多様化してきていますが、おおまかには以下の3つの仕組みをもとにしているといわれます。

①ブレイクアウェイ

 大きく育てて大きく稼ぐ、できる人にはできるというモデルです。努力したディストリビューターに独立(ブレイクアウェイ)というボーナスを与え、さらに努力してリーダーを育成することで収入を上げていくプランです。ただし、リーダーの座をキープすることが収入を上げていく条件となるので、ある種の販売ノルマが発生するようになる恐れがあります。

②バイナリー

 自分の紹介は2系列に制限し、新たにリクルートした人材を片方のダウンラインに回してあげるマネーゲーム的なモデルです。そこに自身の紹介を出すことで2系列両方が一定のレベルに達した部分についてボーナスが発生するプランです。左右のバランスが整っていることが必要となります。なお、このモデルは流通が必ず起こっている必要があるため、必ず定期購入(オートシップ)を組むため、購入のノルマがあるとも言えます。

③ユニレベル

 始めたばかりの人にも少しでも収入が入るよう、基本的にダウンラインすべての売上から手数料をもらえる仕組みです。ただし、段数に対して制限(平均7~9段)があることになっています。大きな収入となるには時間としっかりとした組織作りが必要ですが、見えない販売ノルマも購入のノルマもありません。とても公平な仕組みと言えます。適格マルチでは、このユニレベルのモデルがメインのものを推奨しています。

近年のMLM企業では、これらのモデルの二つを掛け合わせたハイブリッドモデルを活用しているところがほとんどです。

なお、ネットワークビジネスの報酬プラン個々のの詳しい説明については、別途ブログを書きますのでそちらをご参照ください。

ハイブリッドモデルで選ぶポイント

近年のMLMの会社では、やはりその作りやすさのメリットからかバイナリーモデルを基調とし、ユニレベルを組み合わせる仕組みが多い気がします。

しかしながら、私は個人的にバイナリーモデルはお勧めしません。というのも、やはり購入のノルマが発生するというのは、ネットワークビジネスの本来のモデルにそぐわないと思うのと、依存型のビジネススタイルは意味がないと思うからです。

やはり、ユニレベルを基調とし、そこに組織を発展させたリーダー向けのブレイクアウェイのプランを掛け合わせたハイブリッドモデルが、選ぶとしたら最適でしょう。

ただのお金儲けをするのではなく、きちんとしたビジネスを展開していくのであれば、資産となっていくための報酬プランであるかどうかを見極める必要があります。

適格マルチでは、ユニレベルを基調とした報酬プランを推奨します。

時代の変化に合わせた進化系のモデル

ネットワークビジネスは、現代において変革期に立たされています。

アメリカのFDHが、超大手MLM企業に対してメスを入れ、いわゆる51%ルールが産まれたことが変革の狼煙だと思っています。これにより、MLMの企業は自身のビジネスプランを再考する必要がでてきたからです。

時代がものすごい勢いで進化していく中で、ネットワークビジネスも進化していく必要があります。過去にブレイクアウェイ・ユニレベル・バイナリーといったモデルが考え出されていったように、この業界だけ進化が止まっていていいわけがありません。

そんな中、新たなモデルとして、いわゆるディストリビューターと一般消費者を完全に分け、MLMの仕組みを持ちながら一般消費者からの売上からも還元を受けることができる新たなビジネスモデルが誕生してきました。

こういったモデルが業界に対しどういう意味を持つのかも含めて、選択していく必要があると思います。

長期的な視野をもって

正直なところ、ネットワークビジネスの業界の売上は下降傾向です。それは、あまりにも業界の中でお金儲けだけを目的として、短期的にすぐお金を儲けようとした人たちが多く存在したことによるイメージの低下が大きな原因のひとつだと思います。

ネットワークビジネスのプランの魅力は長期的な資産形成による権利的収入です。

簡単に始めることができますが、簡単にすぐ楽して儲かるような仕組みではもちろんありません。

プランの特徴を理解し、短期的なお金儲けのためではなく、長期的な資産となるべきものを選び活用していきましょう。

お金が入ってくる仕組みは魅力的で大事だけど、それだけじゃないんだね!長期的な資産になるようなプランをみつけたいな。

→適格マルチの見分け方 その3 グループ編に続く

コメント