適格マルチの見分け方　その３　グループ編

研修システムがしっかりしているか

ネットワークビジネスの魅力の一つは、うまくいっているメンバーからビジネスを学びながらスタートすることができるということです。通常、何かビジネスを始める場合には、自分一人で０からすべてを行うことが必要になります。

もちろんその方が身につく力は大きなものになると思いますが、すべての人がそれができるわけではありません。そういう意味でも、誰でもが始めやすいビジネスモデルだと言えます。

そしてネットワークビジネスをはじめる人の多くは、はじめてビジネスに取り組むという方が多いと思います。

そのため、所属したグループがしっかりとした教育システムや正しいビジネスの考え方を持っているかが重要になります。

このシステムがしっかりしていないと、マルチレベルにレバレッジを効かせることができるというネットワークビジネスの魅力をうまく活用できなくなってしまいますので、どんな仕組みを持っているのかは重要な判断基準になります。

ノルマを作るグループは危険！

悲しいかな、ネットワークビジネスのグループの中には、不必要なノルマを課すところがあります。言い分としては「ビジネスなんだから自己購入してでもこれくらいの売上を上げるのは当たり前だ」「これくらいの売上を達成していなければ研修には参加できない」といったような形でしょうか…

確かに人はノルマがないと動けないという弱さがある部分もあります。

ひとつの考え方としては正しいのかもしれませんが、はっきり言ってそれが業界の闇を拡大させていることは明確です。圧力による見えないノルマが達成できないため、あえなく自己購入で抱えきれない商品を発注し、使わないから転売をする…

なんて悲しく無意味な現実でしょう。頭が悪いことの極みです。

こういったグループはトップが収入を継続的に上げていきたいだけなので、近づかないほうが良いでしょう。

研修ビジネスになってない？

ネットワークビジネスには各グループで研修の仕組みを持っているところが多いです。

これはもちろん、ネットワークビジネスの収入を上げていくための仕組みのものであるべきです。グループの規模が大きくなれば、全体の収入が潤うのですから、この研修費がやたら高額であったら注意が必要です。

というのも、ひどいグループによっては研修ビジネスのような形で、結局は研修費で儲けているようなリーダーも中には存在しています。

また、自己啓発や研修会社と手を組むことで、参加条件としてその会社の研修プログラムを受講することを強制しているようなところも存在します。

無料で提供するものに価値があるわけではないですし、それ自体が悪いわけではないですが、あまりにも高額な設定は疑いを持つ必要があると思います。

明らかな他社批判するところはアウト

なぜだかネットワークビジネスのグループには、他社をやたらと批判する傾向があります。また、他のネットワークビジネスについて情報をシャットアウトし、勉強しようということ自体を無用とするところまであります。

同業をライバル視することは普通のことだと思いますが、明らかな批判は虚しいだけです。業界自体をよくしていこうという行為に全くつながりません。

ヒトを蹴落とすことで手に入れるものは決して大きなものにはなりませんので、他社批判を当たり前のようにするところも注意が必要です。

昔、大手のＭＬＭ企業でディストリビューターをしている方から、これまた大手のＭＬＭ企業でディストリビューターをしている方に向けて「それはねずみ講だよ」というリーダーの方にお会いした時には、さすがに開いた口が塞がらなかったです…(苦笑)

日本で言われる情報封鎖みたいなことをする理由がどこにあるのか…

考えればわかりそうなものですね。。

偉そうなトップをみたらそれは自己満足集団です

ネットワークビジネスである程度成功した人でありがちなのが、自己顕示欲に走る人です。高級ジャケットを身にまとい、高級時計を身に着け海外旅行に行っていることを自慢げに…ある種それがグループのモチベーションになるのでそういった姿勢はまだわかるのですが、中には偉そうに指示したり送り迎えやかばん持ちまでさせたり…

そこまでくるともはや何がやりたいのかわかりません(苦笑)

それに従ってしまう人も人ですが…

ネットワークビジネスはヒエラルキー組織ではなく、上も下もないネットワーキング型の組織であると言っているのに、完全にヒエラルキーです。

尊敬ができるからこそ、いい意味での上下関係と信頼関係がうまれるはずです。

もしそんなリーダーがいるのだとしたら…ついていくのは考えた方が無難です。

おかしい…と思ったら立ち止まろう

ネットワークビジネスは、紹介者ありきのビジネス参入になります。

会社を選ぶことはできますが、どのグループに所属するかは伝わってきたご縁次第なので、これを選ぶことはなかなか難しいのが現実です。

しかしながら、自身に合わない考えや、おかしな理論のグループでビジネスを行うのは自らの信頼も失いかねないので危険です。

個人事業である以上、そもそも自分一人で行うことだって可能は可能です。

正しいグループであれば、損得勘定抜きにして別系列でも受け入れてくれるところはあるはずです。

おかしいな…と、思ったら、一度しっかりと立ち止まって、

客観的に見てみることが必要です。