ネットワークビジネスって、どうしてお金がもらえるの?
どこから収入が発生するのか、そこをしっかりと見て見よう。
ネットワークビジネスは流通経路の構築
ネットワークビジネスには各MLM企業によってさまざまな報酬制度が存在します。
しかしながら、その報酬の原資は原則的には商品が販売した利益の広告費にあたる部分の還元です。ディストリビューターが口コミ等により商品を紹介したことで、消費者(カスタマー)がその商品を会社から購入すると、その商品の売上の広告費にあたる部分が報酬として支払われます。
すなわち、ネットワークビジネスで行っていることは、商品の販売ではなく、商品の流通経路を整えていることになります。(直接の仕入れ販売もできなくはないですが、仕組み上あまり意味がないのと、適格マルチの仕組みには適さないのでそういった報酬は考えません。)
通常、商品を販売するには商品の原価に販促費・人件費・流通コストや広告宣伝費が上乗せされ、市場に出回ります。MLM企業の商品ももちろん、これらと同じように原価以外の部分がかかります。
MLM企業に限らず、すべての商品は広告宣伝費が必要です。なぜなら、広告宣伝により人の目に触れることで商品が認知され、ヒトの購買意欲を刺激し、購入に至るからです。
たまに、いいものであれば広告宣伝費をかけずに売れていくはずだという人がいますが、はっきり言ってナンセンスです。広告による認知がなければ人は商品を買いません。
ネットワークビジネスは正しい広告費の還元
ネットワークビジネスの報酬が、広告宣伝費からの還元だとすると、これは企業にとってとても有益なものになります。
というのも、通常広告宣伝費というものは、商品が販売して利益が出るより前に多額の資金をかけて実施し、実際にそれによって商品の販売が増えたかどうかが判断できないものなのに対して、ネットワークビジネスでは確実に商品が販売された部分についてディストリビューターへの報酬還元という形で広告宣伝費がかけられるからです。
効果があるかわからないCM宣伝に出る有名人に多額の広告費が支払われていくのと、実際にPR効果があった部分に対して報酬という形で使用者に還元する仕組みだとしたら、後者の方がメリットが大きいとは思いませんか?
まさに効率的で正しいPR費用の還元だと思います!
ヒトの消費意思決定がCMから口コミへ
さらに、現代では消費者の行動が一般のCM広告から商品を購入するよりも、知人からの紹介を重視するような世の中になってきています。
やはりCMの使っているかどうかもわからない有名人がお勧めする嘘まみれのものよりも、実際に使っている近くの友人や信頼する著名人の口コミを信頼する時代に来ているのです。
こういった時代背景からも、ネットワークビジネスの報酬の仕組みというものはこれから先もっと光を浴びていくものだと思います。
注意!実質的な原資がどこにあるのか!
本来MLM企業から支払われる報酬は、商品が販売された利益から出てくるのが通常です。しかし、サービス系のMLM企業などの場合、間違えると実はこの報酬の原資が商品販売の利益からではなく、いわゆる会員登録の入会金や月額会費からねん出されている場合があります…。これは突き詰めると、そのMLM企業の商品がなくても入会金だけでネットワークビジネスの報酬の仕組みが出来上がってしまうことになります。そうするとこれはもはや…ねずみ講と変わりなくなってしまうのでは…という危惧があります。
なぜその企業や商品がMLMの仕組みを取る必要があるのか、これについてもしっかりと理解をして選ぶことが必要になります。
ネットワークビジネスの仕組みを取る必要があるのかどうかを見極めないと、単なるお金集めの集団になってしまうんだね!
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